デンタルフロスが通らない原因とは?
投稿日:2025年1月6日
カテゴリ:下北沢歯科医院スタッフブログ
デンタルフロスが通らない原因について
下北沢駅すぐの歯医者「下北沢歯科医院」の歯科衛生士です。
虫歯や歯周病を予防するためには、毎日の口腔ケアが重要となります。歯磨きだけでは歯間の汚れがきちんと取り除けないため、デンタルフロスや洗口液の併用をおすすめします。
口腔ケアの際、デンタルフロスが通りづらい場合は口腔内環境に問題が生じている可能性があります。そこで、今回のブログでは、デンタルフロスが通らない原因についてお話したいと思います。
デンタルフロスが通りづらい場合は、下記のような原因が考えられます。
虫歯になりかけている
虫歯になると、虫歯菌が出す酸によって歯が少しずつ溶かされるため、歯面に段差などが生じます。その段差にデンタルフロスが引っ掛かることによって、通りづらくなることがあります。元々、デンタルフロスが何もなく通っていた部分が通りづらくなった場合は、虫歯になりかけている可能性があるため、一度歯科医院で検査してもらいましょう。
歯間に歯石が蓄積している
磨き残しが多くなると、歯間などに付着した歯垢が唾液による再石灰化によって歯石になります。歯石は硬く、歯科医院で専用の器具を使用しないと取り除けません。デンタルフロスが通りづらい場合は、歯間部分に歯石が蓄積している可能性があります。
つめ物・かぶせ物の不具合
つめ物・かぶせ物の不具合によって、デンタルフロスが通りづらくなることもあります。特に保険適用の素材は、素材自体の変形や接着剤の経年劣化が起こりやすいです。つめ物・かぶせ物の変形や接着剤の劣化によって適合が悪くなると、歯間の隙間が狭くなったり、段差ができたりすることによってデンタルフロスが通りづらくなります。
歯並び・咬み合わせの変化
口腔内環境は日々少しずつ変化します。加齢や歯周病、歯ぎしり・食いしばりなどによって歯並びや咬み合わせが変化し、歯間の隙間が狭まってしまうと、デンタルフロスが通りづらくなります。
フロス自体が合っていない
フロスにはいくつかの種類があり、太さや形状が異なります。そのため、使用しているデンタルフロスが太い場合は、通りづらくなることがあります。歯間に通りづらい場合は、細めのデンタルフロスに変更してみましょう。
■ 他の記事を読む■