二次カリエス（虫歯の再発）

セラミックのつめ物・かぶせ物は、保険適用の素材に比べて虫歯の再発リスクが低いですが、可能性はゼロではありません。日々のケアやメンテナンスを怠ってしまうと、虫歯が再発し、土台の歯との適合が悪くなるため、脱離しやすくなります。

咬み合わせが悪い

口腔内環境は加齢や様々な要因によって、日々少しずつ変化します。口腔内環境の変化によって咬み合わせが悪くなると、一部の歯に強い力がかかるようになります。セラミックのつめ物・かぶせ物に継続的に強い力がかかると、破損や脱離しやすくなります。

歯ぎしり・食いしばりの癖

就寝時の無意識下で行う歯ぎしりや食いしばりは、体重の2～5倍程の力が歯にかかるといわれています。長期的な大きな力がセラミックのつめ物・かぶせ物にかかると、少しずつダメージが蓄積するため、破損・脱離の可能性が高くなります。

接着剤の劣化

セラミックのつめ物・かぶせ物は、歯科用の接着剤を使用して土台の歯に装着します。長期使用などによって接着剤が劣化することによって、セラミックのつめ物・かぶせ物が脱離しやすくなります。

硬い食べ物による瞬間的な衝撃

セラミックは耐久性は高いですが、衝撃には弱いという特徴があります。そのため、極端に硬いものを噛んだ際は、セラミックのつめ物・かぶせ物が欠けたり、割れたりする可能性があります。

外傷

転倒や衝突によってセラミックのつめ物・かぶせ物を装着している歯をぶつけてしまった場合は、その衝撃によってセラミックが破損したり、脱離したりする可能性があります。