口腔機能低下症の主な症状とは?
投稿日:2025年3月25日
カテゴリ:下北沢歯科医院スタッフブログ
口腔機能低下症の主な症状について
下北沢駅すぐの歯医者「下北沢歯科医院」の歯科衛生士です。
口腔機能低下症とは、加齢や歯の早期喪失・生活習慣によって「噛む」「飲み込む」「話す」などのお口の機能が大きく低下する疾患です。口腔機能が低下すると、日常生活に支障がでるだけでなく、栄養の偏りや筋力の低下によって全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
そこで今回のブログでは、口腔機能低下症の主な症状についてお話したいと思います。
口腔機能低下症の主な症状は下記の通りです。
お口の中が不衛生(口腔不潔)
口腔内に細菌が多く、不衛生な状態になります。口腔内の細菌が増えると、虫歯や歯周病、口臭をはじめ、誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。
お口の中が乾きやすくなる(口腔乾燥)
唾液の分泌量が減少し、お口の中が乾きやすくなります。唾液には、お口の中の汚れを洗い流す自浄作用や殺菌作用があるため、お口の中が乾燥すると、汚れの蓄積や細菌の増加によって虫歯・歯周病・口臭のリスクが高くなったり、食べ物が飲み込みづらくなったりします。
食事の際にむせやすくなる(嚥下機能低下)
加齢などによってお口周辺の筋力が低下すると、食べ物を飲み込むことがうまくできなくなり、むせたり、誤嚥(食べ物や唾液が食道ではなく気道に入ること)を起こしやすくなります。
食べこぼしが増える・話しづらくなる(舌口唇運動機能低下)
舌やお口周辺の筋力が衰えると、お口の開閉がしづらくなるだけでなく、食べこぼしが多くなったり、発声しづらくなったりします。
噛む力が弱くなる(咬合力低下)
加齢をはじめ、虫歯や歯周病によって歯を失うことによって食べ物をしっかりと噛むことができなくなります。
食べ物やお薬が飲み込みづらくなる(低舌圧)
舌の力が弱くなることによって、食べ物やお薬が飲み込みづらくなります。
食べ物が噛みにくくなる(咀嚼機能低下)
お口を開け閉めする筋肉が衰えることによって、硬い物が噛みにくくなったり、物を噛み切れなくなったりします。
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