神経のない歯・神経の死んでいる歯の変色は改善できない

虫歯治療で神経を取り除いた歯や外傷などによって神経が死んでしまった歯は、時間の経過とともに少しずつ歯の内部が黒ずんでいきます。しかし、通常のホワイトニングは神経のある「生活歯」にしか効果がないため、神経のない歯や神経の死んだ歯の黒ずみを改善することができません。

神経のない歯や神経の死んだ歯の黒ずみを改善したい場合は、「ウォーキングブリーチ」という特殊なホワイトニング方法で改善する必要があります。

人工の歯（つめ物・かぶせ物）は白くならない

ホワイトニングは天然歯の黄ばみや着色を改善することはできますが、つめ物やかぶせ物などの人工の歯には効果がないため、白くすることができません。レジンなどのつめ物の変色については、新たにレジンを充填し直したり、部分的に修復する必要があります。

一時的に知覚過敏になる可能性がある

ホワイトニングは薬剤を使用して歯を漂白します。薬剤によって歯の神経を刺激されることで施術中や施術後に一時的に知覚過敏になる可能性があります。特に歯科医院で実施するオフィスホワイトニングは、使用する薬剤の濃度が高いため、施術中や施術後に歯がしみることがあります。

虫歯や歯周病がある場合はそれらの治療を優先する

虫歯や歯周病、歯の欠けやひびがある場合は、ホワイトニングによって強い痛みを感じたり、症状が悪化したりする可能性があります。そのため、ホワイトニング前の検査にて口腔内に問題が確認できた場合はそれらの治療を先に行ってから、ホワイトニング治療を行います。

歯の色は後戻りする

ホワイトニングの効果は一生ではありません。施術後から少しずつ歯の色は後戻りします。歯の白さをできるだけ長持ちさせるためには、定期的にクリーニングやホワイトニングを受ける必要があります。