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酸性の飲食物で歯が溶ける酸蝕症の原因と対策とは?

投稿日:2024年6月14日

カテゴリ:下北沢歯科医院スタッフブログ

酸性の飲食物で歯が溶ける酸蝕症の原因と対策について

酸性の飲食物で歯が溶ける酸蝕症

下北沢駅すぐの歯医者「下北沢歯科医院」の歯科衛生士です。

皆さんは酸蝕症(さんしょくしょう)をご存知ですか?

酸蝕症とは酸によって歯が溶ける症状のことをいいます。虫歯は細菌が出す酸によって歯が溶かされる症状ですが、酸蝕症は細菌ではなく、酸性の飲食物や胃酸などが原因で起こります。

近年では酸蝕症になっている方が増加傾向にあり、約4人に1人が酸蝕症になっているとのデータがある程です。そこで今回のブログでは、酸蝕症の原因と対策についてお話ししたいと思います。

酸蝕症の原因

酸性の飲食物の摂取量が多い

みかんやグレープフルーツなどの柑橘系の果物をはじめ、炭酸飲料やスポーツドリンク、ワインなどの酸性の飲食物の摂取量が多い場合は、お口の中が酸性に傾く時間が長くなり、歯が少しずつ溶かされていきます。

酸性のお薬の服用

ビタミンCやアスピリンなど、酸性のサプリメントやお薬等を継続的に服用されている場合は酸蝕症のリスクが高くなります。

胃酸

逆流性食道炎をはじめ、拒食症や過食症による嘔吐などを繰り返していると、胃酸によって口腔内が酸性に傾くため、歯が溶けやすくなります。

仕事等で酸性のガスを使用している

塩酸や硫酸、硝酸などを使用している工場等で働いている場合は、発生した酸性のガスを吸引することによって歯が少しずつ溶かされてしまいます。

酸蝕症にならないための対策

ダラダラ食べや間食を控える

口腔内が酸性に傾く時間を少しでも短くするため、酸性の飲食物を口にする際はダラダラ食べたり、飲んだりしないようにしましょう。また、酸性の飲食物の間食が多い場合は極力控えるようにしましょう。

就寝前の飲食を控える

就寝時は唾液の分泌量が減少し、唾液の自浄作用や殺菌作用、再石灰化などの働きが低下するため、就寝前は酸性の飲食物を控えるようにしましょう。

酸性の飲食物を摂取した後は歯を磨く前にうがいをする

酸性の飲食物を摂取した直後は歯質が軟化しているため、その状態で歯磨きをすると、歯が摩耗する可能性が高くなります。酸性の飲食物を摂取した際は少し時間をおくか、うがいで口腔内をすすいでから歯磨きをしましょう。

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