高齢者がインプラント治療を受けるメリットと注意点とは?
投稿日:2024年3月29日
カテゴリ:下北沢歯科医院スタッフブログ
高齢者がインプラント治療を受けるメリットと注意点について
下北沢駅すぐの歯医者「下北沢歯科医院」の歯科衛生士です。
現在ではインプラント治療も多くの方に認知され、歯を失った際の治療法として選択される方が増加しています。インプラントは天然歯と同じような見た目、感覚で生活ができるため、若い方はもちろん、高齢者の方にもおすすめです。
しかし、インプラント治療は外科処置が必要なため、躊躇される方も多いのではないでしょうか。今回のブログでは高齢者がインプラント治療を受けるメリットや注意点についてお話したいと思います。高齢者でインプラント治療を受けるか迷われている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
高齢者でもインプラント治療は可能?インプラント治療に年齢制限はある?
インプラント治療の年齢制限については、疑問に思われている方も多いのではないでしょうか?
インプラント治療は顎骨に人工歯根を埋入するため、持病などの特別な理由がなければ顎骨の発達が止まる20歳前後から受けることができます。また、インプラント治療が受けられる年齢の上限については現状、定められていません。健康面や口腔内環境、顎骨の状態が良ければ何歳でも受けることができます。
しかし、高齢者は体力や免疫力が衰えていることが多いため、治療を受けるかについては歯科医師と相談して慎重に検討することが重要です。
高齢者がインプラント治療を受けるメリット
しっかり噛める
インプラントは歯根が存在するため、天然歯と同じような感覚で噛むことができます。入れ歯やブリッジに比べて安定性が高いため、ストレスを感じることなく食事を楽しむことができます。
認知症のリスク軽減が期待できる
歯を失うと、咀嚼時の刺激が脳に伝わらなくなるため、認知症リスクが高くなってしまいます。インプラントによって咀嚼機能を回復することによって脳への刺激や血流が良くなるため、将来的な認知症リスクの軽減が期待できます。
若々しい見た目を保てる
インプラントは天然歯のような自然な仕上がになるため、入れ歯やブリッジに比べて審美性が高いことが特徴です。また、しっかりと噛めることによって表情筋が鍛えられるため、健康的で若々しい見た目を保つことができます。
嚥性肺炎のリスク軽減が期待できる
加齢によって噛んだり、飲み込んだりする機能が低下するため、高齢者の方は誤嚥(飲食物が誤って喉頭や気管に入る状態)のリスクが高くなります。歯がない、入れ歯が痛いなどの理由で咀嚼効率が低下すると、誤嚥が起こりやすくなり、細菌などを含む唾液が肺に侵入した場合は誤嚥性肺炎を起こす可能性があります。インプラント治療でしっかり噛めるようにしておくことで、誤嚥性肺炎のリスク軽減が期待できます。
周囲の歯の喪失リスクが軽減する
部分入れ歯やブリッジは残存歯を支えにするため、咀嚼時などの負担が大きく、周囲の歯もダメージが蓄積して将来的な抜歯・喪失リスクが高くなります。インプラントは1本1本が独立しているため、周囲の健康な歯に負担なく生活することができます。
高齢者がインプラントを受ける際のリスク・注意点
高齢者がインプラントを受ける際のリスク・注意点については下記のようなものが挙げられます。
細菌感染リスクが高い
インプラント治療は外科処置が必要となるため、手術中や術後に細菌感染を起こすリスクがあります。加齢とともに免疫力が低下するため、高齢者の方は細菌感染を起こしやすくなります。
埋入したインプラントと顎骨が結合しにくい
加齢とともに免疫力や代謝機能が低下するため、傷口の治癒が遅くなります。そのため、高齢者の方は埋入したインプラントと顎骨がしっかりと結合しない可能性があります。
費用が高額になる
インプラント治療は自費診療となるため、保険適用に入れ歯やブリッジに比べると費用が高額になります。
下北沢でインプラント治療なら、下北沢歯科医院までお気軽にご相談ください。
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