虫歯や歯周病の早期発見・早期治療ができる

歯科医院で定期的に検診を受ける最大のメリットは、口腔内の変化やトラブルを早期に発見できることです。虫歯や歯周病がある程度進行してしまうと、歯を削るなどの処置が必要となり、歯の寿命は短くなってしまいます。口腔内の変化を早期発見することにより、そのようなリスクを軽減することができます。

また、虫歯や歯周病が確認された場合であっても、軽度であれば歯を削らずに済んだり、簡単な処置で治療を終えることができます。

口腔内を清潔に保てる

毎日きちんと歯磨きを行っていても、歯石やバイオフィルムといった頑固な汚れが蓄積してしまいます。歯石やバイオフィルムが蓄積すると、口腔内の細菌の数が増えるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。定期検診の際にクリーニングを行い、口腔内を清潔に保つことがお口の健康維持に繋がります。

つめ物・かぶせ物の異常を発見できる

つめ物・かぶせ物を装着している場合は、経年によって土台の歯との間に隙間が生じたり、咬み合わせの変化によって破損・脱離が生じる可能性があります。定期検診で口腔内をチェックすることにより、つめ物・かぶせ物や周辺の異常を早期発見し、対応が可能となります。

治療後の経過を観察できる

口腔内環境は少しずつ変化するため、治療完了時に問題がなくとも、加齢や経年によってトラブルが起こる可能性は高くなります。そのため、定期検診の際に治療経過を確認することがトラブルや再発の防止に繋がります。

生涯医療費を抑えられる

定期検診は患者さま本人が気づかない口腔内の変化をいち早く発見でき、虫歯や歯周病をはじめ、様々な口腔内トラブルの予防、悪化を防ぐことに繋がります。虫歯や歯周病が重症化して血液内に細菌が入り込むことによって、敗血症、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病など様々な全身疾患を引き起こす可能性が高くなります。口腔内の健康を維持することで、結果的に生涯にかかる医療費を抑えることができます。